セミナー案内

2014年6月20日 「子宮頸がん予防に関する国際シンポジウム」 開催

シンポジウムのご紹介です。ご興味のある方は是非ご参加ください。

子宮頸がん予防に関する国際シンポジウム

謹啓時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、来たる6月20日(金)に、子宮頸がん予防に関する国際シンポジウム「WACC in Japan」を開催することになりました。
WACC(Women Against Cervical Cancer)とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんの予防・治療の啓発と女性の健康促進を目的とするグローバルな団体の活動です。子宮頸がんについては検診とワクチンによる予防が世界的に着実に進行しております。一方、日本では、子宮頸がんを予防するHPVワクチンの副反応について、厚生労働省副反応検討会で検討を重ね、ワクチン自体との因果関係は乏しいと判断されていますが、接種勧奨差し控えは昨年6月から1年に及んでいます。このような状況を懸念し、本シンポジウムは「子宮頸がん予防」ならびに「慢性疼痛」の専門家が一堂に会し、国内外の最も正確な情報を提供いたします。
今回のシンポジウムでは、世界のがん疫学・公衆衛生・HPV研究のリーダーであるザビエル・ボッシュ氏、ワクチン接種によりすでに初期子宮頸がんやHPV疾患が減少したオーストラリアのHPVワクチン接種レジストリプログラムのリーダーであるジュリア・ブラザートン氏にご講演いただきます。また、国内の患者、ご遺族、患者・啓発団体の方から、「命を救う・家族を守る」重大な意義について述べていただきます。日本女性の命と家族を守るための真実をご理解いただけるものと存じます。
つきましては、是非ご参加いただきたく、ここにご案内申し上げます。ご出欠につきまして、添付の返信票にご記入の上、FAXにて6月17日(火)までにご返信いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

主催:「WACC in Japan」実行委員会
共催:公益社団法人日本産科婦人科学会
    公益社団法人日本産婦人科医会
    公益社団法人日本婦人科腫瘍学会
    子宮頸がん征圧をめざす専門家会議

日時:2014年6月20日(金)14:00 ?19:00(受付開始:13:00)
会場:ベルサール八重洲Room D・E
    〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-7八重洲ファーストフィナンシャルビル2F
    TEL 03-3548-3770(代表)
WACC_in_Japan_program_0613.pdf←クリックしてください。
WACCin Japan_information140613.pdf←クリックしてください。

ー本件に関するお問い合わせ先ー
「WACC in Japan」実行委員会事務局(株式会社コスモ・ピーアール内)[担当:藤崎・日埜]
Tel: 03-5561-2930Fax: 03-5561-2912 E-mail: wac@cosmopr.co.jp


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みんなの疑問に答える「子宮頸がん」情報サイト、『子宮頸がん.jp』

インタビュー

河原 真木子さん
(医大生)

私が子宮頸がん検診のことを最初に知ったきっかけは、たまたま見学に行った病院で「子宮がん検診は20歳から」というポスターを見たことでした。

そのときはまだ、子宮頸がんについて詳しい知識もなく頭の片隅で気になりつつも「よし、検診に行こう」という気持ちには結びつきませんでした。

その後、大学の授業で婦人科学を習った際に、日本の子宮頸がんを取り巻く状況が深刻であることを知りました。
検診受診率の低さや、この病気が20代の若い女性に増えているということなどです。

それと同時に、とても大切なことを知りました。
それは「子宮頸がんは検診とワクチンによって予防することができる唯一のがん」であるということ。

これらの事を学び、自分の女性の一人として、とても他人事とは考えられませんでした。

まずは子宮頸がんについてもっと知らなければと思い、婦人科の先生にお話を伺ったり、関係書籍を読んだり、実際に子宮頸がんの治療が行われている現場に行きました。

その中で気づいたことは、子宮頸がんについて世間に発信されている情報がとても少ないということです。

病気のこと、検診のこと。知ってさえいれば防げたかもしれない方々を見ていると「子宮頸がん」という病気をもっと多くの方に知ってほしいという思いが強くなりました。
そこで、子宮頸がんを考える市民の会でボランティアをさせていただくことが、私の思いを叶えるための第一歩となりました。

福山 麗子さん
(会社員)

子宮頸がんのこと、ちゃんと知ってますか?「私だけは大丈夫」と思ってませんか?
・・・それは根拠のない「思い込み」です。

なぜなら、それは私自身もあなたと同じようにそう思っていたけれど、子宮頸がんになってしまったからです。
でも「私だけは大丈夫」と思いながらも、定期的に検診を受けていたため、初期の段階でがんを発見。
すぐに簡単な手術を受けて、子宮を失うことなく、今はこうして元気に快復しました。

検診を受けないと、具合が悪いかどうかなんて分からない。
ちゃんと検診を受けてさえいれば、この病気は決して恐いものではありません。
子宮頸がんは「たった一つのシンプルな方法」で防げるのです。

それは《定期的に検診を受ける》こと!
ぜひ子宮がん検診を毎年受けて、自分の大切な子宮と命を守って下さい。

堀 成美さん
(看護師/看護大学教員)

「愛がある」くらいでセックスしたら危ない。
対策もコンドームだけじゃ足りない・・・という人生の危機管理のツボを、学校では伝えきれていません。
「病気の人が増えると、儲かる大人がいるからだ」との小学生の指摘には絶句します。

生命や愛を大切にしろという前に、教える側にその「愛」=伝える努力が不足していないか、と考えなければ。セックスがはじまったら、女性に100%の安全なんてないのだから。

私自身は「将来病院の世話になりたくない 」「病気でお金が減るのはもったいない」という動機で、感染予防のワクチンに先行投資。
100%コンドームを使えない男はサヨウナラ。

そして年に1回、症状が無くても誕生月には乳がん・子宮がん・性感染症の検査をしています。

高山 須美子さん
(細胞検査士 子宮頸がんを考える市民の会・副理事長)

この検体、ちょっと見ていただけますか?」
「ん?…あぁ」
「26歳妊娠10週、妊婦検診の人です。どうですか?」
「そうだなぁ。上皮内がん(=ごく初期のがん)だろうな」
「ですよね。まぁこれなら出産可能でしょうから、妊婦検診を受けて良かったね、ってことですね」
「だね」

ここ数年、私の職場ではこんな会話が頻繁に交わされています。
若い世代の子宮頸がんの増加は驚く程で、これから更に増えていくと予想されます。
晩婚化や出産の高齢化の進む中、妊娠時以外でも積極的に検診を受けることが大変重要になります。

妊婦検診で発見できた人は幸運です。
当たり前のことですが、検診を受けていない人のがんは見つけることができないからです。

これを読んでいる貴女、最近検診を受けましたか?